中国と台湾で生産されるお茶の種類は1000~2000種類と言われています。
製造過程の発酵度合いや、お茶を淹れた時の水色によって六分類されます。
更に、花茶・工芸茶・茶外茶が三分類されます。
半発酵茶
製法:萎凋→揺青→殺青→揉捻→烘焙
製法:萎凋→揺青→殺青→揉捻→烘焙
一般に烏龍茶と呼ばれる半発酵茶。緑茶に近いものから発酵度の高い紅茶に近いもの迄多種多様。
微妙な発酵度の調整により花香や果香、馥郁たる味が特色で人気があります。
【主な産地】台湾地区・閩南地区(福建省安渓)・閩北区(福建省武夷山)・広東省(鳳凰山)
完全発酵茶 製法:萎凋→揉捻→発酵→乾燥
ヨーロッパ地方で愛飲されるようになった紅茶も、中国がルーツであり、大産地でもあります。完全発酵茶。世界三大紅茶のひとつキーマン紅茶・正山小種・英徳紅茶、ゴールデンチップが美しい滇江紅茶、その他。渋味がなく、砂糖ミルクなど加えずに味わいます(清飲法)。
【主な産地】安徽省・福建省・雲南省・海南省・広東省・広西省
弱発酵茶 製法:萎凋→乾燥
ゆっくりとほとんど自然乾燥で仕上げる微発酵茶。白茶の名のように茶葉の白い産毛が特徴です。すっきりとした上品な甘みのあるお茶。香港では好んで飲まれています。
【主な産地】福建省(福鼎・建陽・政和・松渓)
ジャスミン茶、桂花ウーロン茶、ばら茶、その他フレーバーティーなど。花の香りをつけたもの、ブレンドしたもの、花だけのお茶があります。華やかな色合いと香りが人気で、カフェなどで需要が増えています。ベースには、紅茶・緑茶・青茶などが使われています。
【主な産地】福建省・江蘇省・浙江省・重慶・四川省・広西省・広東省・湖南省