青茶

青茶は烏龍茶とも呼ばれます。 分類としては半発酵茶になりますがそれぞれのお茶により製法はまちまちです。 主な製法:萎凋→揺青→殺青→揉捻→烘焙(焙煎) 烏龍茶という名前は日本では馴染み深いものですが、実はその種類は多岐にわたり非常に複雑です。微妙な発酵調整により花の香りや果物の香りなど、さまざまな特色を持つお茶が生み出されます。 味わいもすっきりと爽やかなものからどっしりと力強いもの、ふかみのあるまろやかなものまで多種多様で、その複雑さは他のお茶と比べようがないほどです。 各地で作られる烏龍茶はそれぞれ個性を持っていますが、大きく4箇所の地区に分けられます。

台湾地区

経済の発展と共に製茶技術が進歩し、茶藝文化が登場するなど、幅広く中国茶に影響を与えた地区と言えます。凍頂烏龍茶や高山烏龍茶(阿里山烏龍茶)などのほか、特殊な製法の東方美人や伝統的製法の木柵鉄観音、各地で盛んに行われるコンクール茶など、お茶の種類は非常に豊富です。

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安渓地区

烏龍茶の代表格、鉄観音の郷です。
もともと、台湾で作られているお茶の製法もこの地区から伝わったもので、従来のお茶は現在、香港など限られた地区で見ることができます。
今では「清香」や「粒粒香」と呼ばれる台湾茶の製法に強く影響を受けた低発酵微焙煎(荒茶仕上げタイプ)が多く作られ、上海や北京など大都市で流行となっていますが、弊社は従来の仕上げ焙煎(軽焙煎)の茶葉を取り扱っています。

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武夷山地区

武夷岩茶(ぶいがんちゃ)と言われるお茶の産地です。
その茶葉が持つ味わいは名前のごとく非常に力強く、「岩韻」という特有の余韻にその個性を見ることができます。
茶産地としては杭州(龍井の郷)に次ぐ古い歴史を持っており、長い間「貢茶(宮廷献上茶)」の生産地であり、烏龍茶、紅茶の故郷でもあります。

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鳳凰山地区

広東省東部(福建省アモイの南)に位置する烏龍茶の産地です。
鳳凰単欉と言われるお茶と元祖工夫茶の故郷で、その茶街としての文化は今も健在です。
茶葉は「山韻」と呼ばれる爽快感のある余韻を持ち、その香りのバリエーションは他の烏龍茶には例がないほどの多さです。

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