CHINESE TEA 中国茶
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安渓鉄観音茶
アンケイテッカンノンチャ
産地: 福建省安渓県
「鉄のようにどっしりした観音様の恵みのお茶」という意味に由来し、200年以上も昔から受け継がれてきた歴史のある茶樹。 味にはおくゆきがあってまろやか、後味はすっきりしていて、花のような香りが特徴。 「清香」(低発酵で焙煎度の軽い、華やかな香りのするお茶の総称)の味わいを重視して作られています。
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黄金桂
オウゴンケイ
産地: 建省安渓県
その名のごとく、黄金色のお茶の色と桂花(キンモクセイ)のような甘い香り、ほのかに香ばしく爽やかな味わいが特徴です。
黄旦(または黄棪)という品種の木から採れる茶葉を使用しています。
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毛蟹
ケガニ
産地: 福建省安渓県
口当たり心地よい、やわらかな味わいと甘く落ち着いた香りが特徴。 この変わった呼び名は新芽にうぶ毛が多く生えていることから付けられました。 ※製茶の揉捻(茶葉を揉む工程)でうぶ毛のほとんどが落ちてしまうそうです。
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色種
シキシュ
産地: 福建省安渓県など
青茶(烏龍茶)に適した雑多な品種の茶葉をブレンドし、半球状に丸めて製茶されたお茶で、軽めでまろやかな味わいとほのかな花の香りが特徴。 毛蟹、奇蘭、本山、佛手、梅占、桃仁などの品種茶が原料として使われています。
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芝蘭香
シランコウ
産地: 広東省
蘭の花のような繊細な香りが特徴的なお茶。金色の湯色に甘くふくよかな味わい、心地よく力強い余韻「山韻」を持っています。
※「芝蘭」とは霊芝と蘭草(藤袴…秋の七草のひとつ)のことで共に香草。「芝蘭之化」(「孔子家語」六本より出典)にあるように非常に貴重で芳しい香りを持ったものを意味する言葉。(「芝蘭之化」は転じて徳の高い友人に影響される意)
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蜜蘭香
ミツランコウ
産地: 広東省
甘く蜜のような味わいと蘭の花のような香りがすることから蜜蘭香と名付けられました。滋味深くすっきりとした心地よい味わいを持っていて、フルーティーな香りはマスカット香とも評されます。
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大紅袍
ダイコウホウ
産地: 福建省武夷山
ユネスコ世界遺産に指定された名勝武夷山で育まれた武夷岩茶の王。力強い味わい、「岩韻」と呼ばれる奥深い余韻、心地よいのどごしが特徴。 現在市販されている大紅袍の茶葉は原木から枝分けで繁殖させたもの。 病に伏した皇后をこのお茶が癒したため、赤い長衣(マントのような上着)が茶樹に授けられたことから「大紅袍」と名付けられたなどの逸話が残っています。
※名前の由来には諸説あります。
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水金亀
スイキンキ
産地: 福建省武夷山
四大岩茶(大紅袍・鉄羅漢・白鶏冠・水金亀)の一つで、茶樹の根の形が亀に似ていたことから水金亀と呼ばれたと言われている。 岩茶ならではの味わいを持ちながら華やかな花香も感じられます。
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肉桂
ニッケイ
産地: 福建省武夷山
その名のごとく、肉桂(ニッキ・シナモン)の香りを思わせる甘い香りと岩茶らしい力強い味わい、かつすっきりとした後味が特徴です。岩茶のなかでも比較的バランスのよいお茶として多くの人に好まれるお茶で、産地である武夷山のほか、香港などではどのお茶屋にも置いてある代表的な銘柄の一つ。 別名「玉桂」とも呼ばれます。
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水仙
スイセン
産地: 福建省
すっきりした渋みと余韻のある香りが特徴的なお茶。
香ばしくさっぱりしていて、日本では広く烏龍茶という名称で親しまれてきました。
※水仙種には「閩北水仙」「閩南水仙」「鳳凰水仙」があり、このお茶は「閩北水仙」になります。